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ペーパードライバーを自力で克服する方法!何時間かかるの?

マニュアルMT免許を取ってからペーパードライバーになってしまっていると、オートマAT車に慣れていないため路上に出るのにかなり不安があります。

しかし、マニュアル車とオートマ車を比べるとオートマ車は非常に操作しやすいので基本だけ抑えて気持ちよくドライブを楽しみましょう。

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AT車に慣れるために必要なこと

car and driver
ペーパードライバーを克服するために、まずは車幅感覚とサイド&バックミラーを見る感覚を思い出しましょう。

他人のクルマに乗る時と同じように、車幅を覚えないと簡単に車をぶつけてしまうので公道に出る前に少し走って練習しましょう。

 

まずはペーパードライバーではない人に広くて余裕のある駐車場がある市民会館や県民会館、文化センターなどに連れて行ってもらって、他の車がない場所で真っすぐ走って止まる練習と左、右に曲がる練習をすると良いです。

お金を支払って教習所のペーパードライバー講習を受けるのも一つの手ですが、教習所は道が狭いので人気の少ない場所で練習するほうが良いです。

 

AT車には「P・R・N・D・2・L or 1」というギアが用意されており、Pが停車時に入れておくギア(Parking)で、Rが車をバックさせる時に入れるギア(Reverse)です。

Nはニュートラルでアクセルの動力を伝えなくしますが、坂道では選ぶことがなく、普通に走る時にはDというギア(Drive)に入れておくだけで良いので操作はマニュアル車に比べて非常に楽です。

車というよりはバック機能がない原付に近い感覚で走れるので、ギアさえ理解できれば走ることができます。

 

基本、走る時はギアはD(Drive)に入れておき、信号などで止まる時にはブレーキを踏んでいればOKです。

初心者のうちは2と1またはLは使わないですが、2は、ギアが2速までのもので長い下り坂で使うと良いものです。

1やLと書かれているギアは2よりも急な坂道や牽引をするときにしか使わないので、ペーパードライバーのうちはあまり関係がありません。

MT車の感覚を思い出す方法とコツ

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MT車の免許を取ったペーパードライバーは、その操作感覚を思い出すのにかなり苦労しそうに思えますが、半クラッチの感覚を思い出せればそこまで操作は難しくありません。

操作になれるまではエンジンをふかしすぎてしまいますが、ギアチェンジをスムーズにできるようになれば問題ありません。

 

必要なのは長めの直線で、市街地であればせいぜい3速までしか使わなくてもそこそこ走れるので広い駐車場で練習しましょう。

ブレーキを踏めば車はちゃんと止まりますが、ブレーキを踏んで停車する時にはクラッチを同時に踏まないとエンストしてしまうのでどうにも不安な方は、お金をかけてでも教習所に通って練習しなおすほうが良いです。

 

最初は1速から2速まであげてすぐに停車するというのを1サイクルとして、5サイクルから8サイクル練習すると操作には慣れてきます。

しかし、本格的に慣れるまでに肩に力が入ってしまって相当疲れてしまうので、いきなり長距離走行しようとせず、駐車場に停車する練習も考えず、ただ走って停車することだけ考えましょう。

 

行動に出て大変なのは、信号から右折または左折するときで、歩行者を待つ時でも停車したらクラッチを1速に入れ直さないといけないことで、操作を忘れているとエンストして周囲にも迷惑がかかってしまいます。

停車したら無意識にクラッチを踏んで1速に入れる動作ができるよう練習しましょう。

 

MT車の免許を持っていた方はAT車も運転できるので、無理にMT車を運転しなくてもAT車を選んで安全かつ楽に運転しましょう。

レンタカーを借りる場合も、今ではほとんどの車両がオートマ車なのでマニュアル車の操作を思い出すより、オートマ車の操作に慣れるほうがペーパードライバー克服の近道になります。

 

AT車は走行中にクラッチ操作を意識しなくて良いので非常に楽で、無理に教習所に通わなくても運転しやすいです。

走り出す前に気をつけることはブレーキの効き方と、ウインカー、ライトの付け方くらいで、それ以外はそこまで難しい事はありません。

ペーパードライバーを少しでも早く克服したいならば、AT車の操作に慣れてしまいましょう。

無駄なお金を節約してペーパードライバーを克服する方法

Drive
教習所に通ってペーパードライバー向けの講習を受けると2時間で5000円から2万円といったお金がかかってしまうこともあるので、できるだけ無料で練習をした方が良いのは当然です。

ただし、公道で危険な運転をするのは避けるべきで、駐車場でも他の車が停車している場合には十分な練習ができず、広いスペースだけがある場所はなかなかないため、空き地などを見つけて練習するのも大切です。

 

公民館や県民会館、市民会館は平日の昼くらいにはあまり車が停車していない場合があるため、空いているスペースの多い駐車場を見つけておいて、そこで数分から数十分練習する程度ならば問題にはなりません。

他人の車にぶつけてしまうのは絶対に避けないといけないので、何も停まっていない所で練習しましょう。

 

公道に出てからは左折禁止、右折禁止などの標識も多いです。

そのため、いきなり公道で練習する前に、公道の感覚に安全に慣れるために気軽に乗れる原付で走っておくと、AT車やMT車で走行するときにも安心できます。

一時停止や右折禁止などはしっかり守らないと警察に捕まって余計な罰金を支払わないといけなくなってしまうので、原付であっても車と同じ感覚で運転するとちょうどよいでしょう。

 

原付ならば自転車に近い感覚で乗れる上、免許があるならば公道でも比較的気軽に練習できるため、車のスピードにも少し慣れやすくなります。

原付を持っていない場合には、原付を持っている友人や知人に少し借りて、短い距離走って練習すると感覚を身につけられるはずです。

公道を走る時に目を向ける場所や標識、信号を見る場所を学べれば車での運転も簡単になります。

ペーパードライバーを克服するには何時間かかる?

ペーパードライバーを克服するために必要な時間は、個人の経験や自信の度合い、そして運転する環境によって大きく異なります。

克服への道のりは一人ひとりで異なりますが、一般的なガイドラインとしては、効率的な練習方法を取り入れ、適切なサポートを受けながら進めることが重要です。

以下に、ペーパードライバーを克服するためのステップと推奨される時間を紹介します。

ステップ1: 基礎の見直し

まずは、運転に関する基本的な知識を再確認しましょう。

交通ルール、標識の意味、車の操作方法など、忘れているかもしれない基礎知識を復習します。

オンライン講座や運転免許の教科書を使うと効果的です。

このステップには、おおよそ5〜10時間を見積もってください。

ステップ2: 低速での練習

次に、空いている駐車場や閑静な住宅街で、実際に車を運転してみましょう。

スタートとストップ、左右のターン、バック駐車など、基本的な操作を低速で練習します。

この段階では、安全な環境で慣れることが目的です。10〜20時間程度が目安となります。

ステップ3: 公道での練習

基本操作に慣れたら、次は公道での練習に移ります。

最初は交通の少ない時間帯を選び、徐々に交通量の多い道路や高速道路へと挑戦していきます。

この段階で、実際の交通状況に対応する経験を積みます。

このステップには、20〜30時間以上を見積もると良いでしょう。

ステップ4: 運転スクールの利用

不安が強い場合や、より実践的なアドバイスを求める場合は、プロのインストラクターがいる運転スクールの利用を検討してください。

スクールでは、ペーパードライバー向けのコースが設けられており、実際の運転に対する不安を減らすのに役立ちます。

コースによって異なりますが、おおよそ5〜15時間の練習で大きな改善が見られることが多いです。

 

ペーパードライバーを克服するためには、合計で40〜75時間程度の練習が必要とされますが、これはあくまで一般的な目安です。

最も重要なのは、安全を最優先にしながら、自分自身に合ったペースで練習を重ねることです。

不安や恐怖を乗り越え、自信を持って運転できるようになるには、個人差があるため、焦らずじっくりと取り組むことが大切です。

まとめ

マニュアル免許を持ちながらペーパードライバーとしてオートマチック車に不慣れな方が運転に再び慣れるためのポイントと、その過程でどのようにして不安を克服し、スムーズにドライブを楽しめるようになるかについて説明しました。

まず、車幅感覚やミラーの使い方を思い出し、広い駐車場で基本的な操作練習を行うことが推奨されます。

オートマチック車のギアの基本操作は非常にシンプルで、主に「P」(パーキング)、「R」(リバース)、「N」(ニュートラル)、「D」(ドライブ)の4つを理解し操作することが大切です。

練習では、まずは直線での加速や停止、そして左右への曲がり方から始め、徐々に公道での練習へと移行することが推奨されます。

マニュアル車の操作感覚を思い出すコツとして、特に半クラッチの感覚やギアチェンジのスムーズな実施が挙げられますが、オートマチック車ではこれらを意識する必要がありません。

そのため、オートマチック車への慣れは比較的容易で、基本的なギア操作とブレーキ、アクセルの使用法を理解すれば、快適なドライブが可能になります。

ペーパードライバーを克服するために必要な練習時間は個人差がありますが、基本的な操作の再習得には5~10時間、低速での操作練習に10~20時間、公道での練習に20~30時間以上、必要に応じて運転スクールでの指導を5~15時間程度見込むと良いでしょう。

合計で40~75時間程度の練習を目安に、安全を最優先にしながら自分自身に合ったペースで進めることが重要です。

教習所以外での練習を積極的に行い、公道での運転感覚に慣れることで、不安を乗り越え自信を持って運転できるようになることが目標です。

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