貯金を増やしていく方法にはいくつかのやり方があると思いますが、そのうちの一つが口座を分散する方法です。具体的にどうするのかについてご紹介します。
使い分け
分かりやすく言うのなら複数の口座を所有して、それぞれ役割分担をすることで、貯金しやすいように仕組みを作ることが有用です。
例えば口座を二つ作るのなら、一つの口座を貯金用に決めるのです。
口座を分散することで、ある意味”忘れる”のです。
普段使いの口座の中でやり繰りをして、貯金用の口座には手を付けないようにするのです。
まずお金を分散する
例えばあなたが会社員だとします。
給料をもらいます。
そうしたら、そこから貯金の分を貯金用の口座へ移します。
まず最初にやってしまうことで、その残金を意識して、その金額で一月を暮らす算段をしていきます。
いくら貯金をするのか
貯金用の口座に移すときにどれくらい移したら良いのでしょうか。
自分の毎月のお財布事情をすでにきちんと理解していれば、どのくらいを貯金にまわせるのかがすぐに分かると思います。
しかし、それが出来ていないのなら、どのくらいを移したら良いのか分からないと思います。
シンプルな方法としては、割合で決めてしまうのです。
例えば、毎月の給料の二割と決めるのです。
三十万円もらっているのなら、給料をもらったら六万円を貯金用の口座に入れます。
残りのお金で一月を暮らすのです。
このパーセンテージは人それぞれちょうどいい数字が違ってくると思いますが、無理なく、しかしある程度貯金出来るような、そんな割合を見付けることが大切になってきます。
合わないなと思ったらその割合を上げたり下げたりしながら、バランスをはかっていきましょう。
分散するメリット
上では口座を二つ所有したときの方法をご紹介しました。
これは三つや四つに分散しても使えます。
お金の用途によって使い分ければ良いのです。
分散することで、一つがダメになったとしても残りのものが残り、致命的なダメージを負わずに済みます。これは大きなメリットです。
例えば、三つめの口座を投資用に、四つめの口座を投機(ギャンブル)用に、などと分散するのです。
ギャンブルが失敗してしまっても生活が出来なくなることはありません。
分散しているので、そこに全額があるわけではないからです。
管理が面倒でも残額で分かる
人によっては、家計簿をきちんとつけられないということがあるでしょう。
しかし、用途ごとに分散することで、その残金を見ればいくら使ったのかが一目瞭然です。
家計簿をつけるのが面倒な人には、そういう使い方としても口座分散は効果的なのです。