社会人として年収を上げるには自己投資は必須です。その中で特に大事なのは実績を得るための必要なスキルを磨く事です。資格を取ることはスキルを磨くための手段ではあって、目的ではありません。有名を取得して、キャリアップにつなげていきましょう。
教育訓練給付金とは?
教育訓練給付金とは、あまり知られていませんが国の制度でとても便利なものです。教育訓練給付金を活用して、資格の為の講座の資金の援助が得られます。教育関連給付金は働く人の能力開発の支援の為に雇用保険制度で設けられている支給金です。現在3年以上雇用保険に入っている(はじめて利用する場合は、1年以上)、過去に3年以上入っていたかする場合、欲しい資格があれば厚生労働省の指定を受けた講座を自己負担で受講すると、費用を一部(最高10万まで)雇用保険から支給してくれます。完全失業率が4%を突破した1998年に雇用の安定と再就職の促進を図る目的で創設され、2014年、法改正で大幅に拡充されました。但し、ここで注意が必要です。資格の取得にあたり受講費用が4千円を超えない場合は支給されません。4千円もしない講座は事務の煩雑さを考えて、自己負担で勉強して下さい。という事なのでしょうか?
在籍中に教育訓練給付金を受けるには?
在職中に教育訓練給付金を受けるには雇用保険被保険者証が必要です。通常、雇用保険被保険者証は会社の総務に預けている事が多いので、会社に申請しなければなりません。その為あまり教育訓練給付金を受ける事を会社に知られたくない人は少しハードルが高くなりますね。
サラリーマンにとってどんな講座がおすすめ?
ここでは、TACを例にとって説明します。TACでは対象となる講座が沢山あります。おすすめなのはファイナンシャルプランーや簿記、宅建です。どの資格も社会人として幅広い知識が持てます。時間の無い人にっては、通信講座です。通信の場合は、添削答案提出率80%を提出しなければならず、修了試験において正答率60%が必要です。ただし合否には関係ありませんので、そこは安心です。
在職中に勉強するには時間の管理も要求されます。資格をうければ知識も身に付きますし、自信にもつながります。
教育訓練給付金っていくらもらえる?メリットとデメリット
自分でキャリアアップの為に資格を取ろうとした時、恐らく1番のネックになるのが費用面ですね。既婚者だとお小遣いの範囲内ではやりくりがきついでしょうし、家計から出すにしてもまとまったお金なので無理だとあきらめてしまうケースも珍しくないでしょう。そんな人にはこの制度は持って来いです。
受講費用の20%を上限10万までで支給してもらえるので自己負担は思うほど多額ではなくなり、思い切ってキャリアアップの道へ踏み出すきっかけになるでしょう。しかしこれは1度に1つの講座しか受けられる給付金ですので、同時に複数受講して2つとも受給する事もできません。
もし、2回目を利用したい場合は、3年を待たなければなりません。どんどんキャリアアップしたい場合には物足りない制度かもしれません。
お薦めしたい理由
日頃仕事と生活に忙殺され、それと費用を理由にして気になりながらも欲しい資格の勉強に踏み出せずにいる人はたくさんいると思います。今の時代は”会社に骨を埋める”よりも、よりよい条件の仕事があればどんどんキャリアアップを図れる時代です。
一方で、年功序列の時代ではないのでいくら永い間会社に勤続しても実力がなければ後輩たちに地位も年収も抜かれていきます。ある意味自己啓発は当たり前になってきているのです。そんな時に金銭面で補助があれば、初めの1歩を踏み出せると思います。1歩踏み出せばあとは前に進むだけなので、この教育訓練給付金は一番勇気のいる初めの一歩のきっかけになると思うのです。
まとめ
今少しでもキャリアアップ講座の受講を考えている人はこの制度を使う事で気軽に受講開始ができたらいいと思いますし、このような制度がある事を覚えておくと、今はまだ必要ない考えても、後々思い出して役立つ日が来るかもしれません。教育訓練給付金は便利な制度です。資格を取得する事によりキャリアアップや転職などに是非、利用してみて下さい。