世界遺産へ行こう!古都奈良の文化財の構成要素の「元興寺」の魅力
奈良は誰しも訪問した事のある観光地で、余りにもポピュラー過ぎますね。
古都奈良の文化財として、国宝を多数有する神社仏閣を中心に構成されています。
奈良公園の周辺で皆が訪れた事がある興福寺、東大寺、春日大社、そして少し離れた西ノ京と言われる昔の平城京の西に位置した所に、薬師寺と唐招提寺があり、これらの神社仏閣は極めて有名で、世界遺産である事さえ意識せずに訪れている所です。
しかし、この構成要素の中で、元興寺と言うお寺は余り知られていません。
昔は大規模なお寺であったのですが、今では本堂に当たる鎌倉時代に改築された極楽堂と禅室が現存する唯一の建物となっています。
極楽堂も禅室も、国宝です。
これらの建築物の屋根には多くの古代の瓦が部分的に残っているのが見所です。
また、余り広いとは言えない境内には無数の石仏があり、そこに水仙や彼岸花や桔梗と言った季節の草花が咲いていると言う独特の雰囲気のある所です。
また、秋は奈良を代表する萩の寺としても知られています。
奈良公園周辺に比べてなら町界隈は観光客は少なめで、古い町屋をリノベーションした色々な小物を売る店や、カフェや食事処が並び、なら町の散策と合わせてこの元興寺を訪れれば、まさに大人の奈良の旅として、また違った奈良の一面が印象深く心に刻まれる事でしょう。
奈良を訪れた時には、忘れがちな世界遺産である元興寺まで、ぜひ足を延ばしたいものです。
「元興寺」のアクセス方法
・住所 奈良県奈良市中院町11
[map]奈良県奈良市中院町11[/map]
近鉄奈良駅、JR奈良駅から南に延びるもちいどの商店街を抜け、東側に少しの所にあり、所謂なら町と言われる古い町並みが残る地域の一角にあります。
「元興寺」の混雑状況
奈良公園周辺より、混雑は少ない所で、修学旅行生や遠足の子供はほとんどいません。
駐車場はなら町内には少なく、高畑に少し広い駐車場がある程度です。車より、近鉄、JR奈良駅からゆっくりと徒歩で散策したい観光スポットです。