「平泉」の魅力
平安時代末期に独自に発展した仏教寺院、浄土庭園などが世界遺産として認められた平泉。
浄土思想に基づいたそれらの遺跡群は、他の都市の建築・庭園に影響を与えたとして重要視されています。
浄土を表現した遺跡群を鑑賞する基本的な楽しみ方に加え、別の楽しみ方が提案も出来るのが平泉のもう一つの魅力です。
別の楽しみ方とは、源義経たちの様な「つわもの」達の夢のあとに思いを馳せながら観光する事です。
鞍馬寺を出奔し、奥州藤原氏のもとに身を寄せた義経は、平泉の地で約100年にわたり築かれた独自の仏教寺院などを見て、どの様に感じたのでしょうか?
金鶏山にて馬を駆り、弓の稽古をしながら、独自の発展を遂げた平泉を見渡していたかもしれません。
中尊寺の金色堂を目にした時は、そのきらびやかさに義経もとても驚いたかもしれません。
毛越寺の浄土庭園を訪れた時は、平家打倒に逸る義経の心をなだめたかも知れません。
都である京都からやってきた義経は、毛越寺の曲水の宴にも誘われ、藤原氏との交流を深めていったかもしれません。
現世に浄土を表現した遺跡群をただ観光するだけでなく、義経になったつもりで平泉を訪れる少し変わった楽しみ方も出来る世界遺産・平泉を、観光旅行先として推奨いたします。
世界遺産「平泉」の混雑状況について
土日祝日は大渋滞するほどではありませんが大変混雑します。
土日祝日は中尊寺の駐車場などは8:30のオープンから30分後の9:00には満車となる事もあります。
平日の方が比較的空いています。
※2018/09/26平泉観光協会 問い合せ済
平泉町内の各所世界遺産は徒歩で巡る事も可能です。
世界遺産「平泉」のアクセス方法
世界遺産に登録された各所をまわるバスが運行されています。
運賃は150円。フリー切符は400円で購入可能です。
平日は30分おき、土日祝日は15分おきに運行されています。
世界遺産「平泉」の周辺のランチ情報
平泉文化史館付近の「平泉観光レストセンター」内にあるいわて地産地消レストラン認定店「レストラン源」では、平泉伝統のおもてなし料理である餅を使った「平泉もち御前」が堪能できます。
また同店では、地元ブランド「いわて南牛」を使用したいわて南牛の元気どんぶりやビーフカレーライスなどもあります。
その他、周辺にはそば、うどん、洋食店、軽食店、焼肉店、すし店、ラーメン店など多彩かつ多数の飲食店があります。