住宅ローンの種類について
皆さんご存知でしょうか、住宅ローンには変動金利と固定金利、2種類のローンがあります。
変動金利型住宅ローンとは、文字通り利率が変動する住宅ローンです。
一般的に固定金利のローンより利率が安いですが、将来利率がどうなるかわからない不安定さがあります。
これに対し、固定金利型住宅ローンは、金利が固定されているので、将来どういう状況になっても金利が変わらないという特徴があります。
この、変動金利と固定金利について、もう少し詳しく説明します。
変動金利と固定金利、それぞれのメリットとデメリット
変動金利の住宅ローン、固定金利の住宅ローン、それぞれメリットとデメリットがあります。
変動金利の住宅ローンのメリットは、同条件であるなら固定金利の住宅ローンよりも安くローンが組めるという点にあります。
なので、今のような低金利が将来も続くなら変動金利型住宅ローンは、金利支払いがほとんどかからない、非常に優良な住宅ローンとなります。
しかし、これは今のような低金利が将来も続いた場合だけです。もし、将来金利が上がったら、変動金利型住宅ローンの金利も上がります。
そうなると、今固定金利で住宅ローンを組んだ場合に比べ、金利の支払いが高くなります。
このように、将来の金利が予測できず、場合によっては(固定金利型住宅ローンを組んだときに比べて)大きな損が出てしまうことが、変動金利のデメリットといえます。
それに対し、固定金利型住宅ローンは、これとは真逆の特徴を持っています。固定金利型の場合、一度金利を決めてしまえば、それ以上金利が上がることがないのがメリットです。
しかし、同じ条件でローンを組むと、固定金利型のほうが変動金利型より金利が高くつくので損をします。それがデメリットといえます。では、変動金利と固定金利、いったいどちらが得なのでしょうか。
固定金利を推奨する理由とまとめ
結論から言えば、住宅ローンを組むなら固定金利がオススメです。
なぜなら、将来の日本の金利は、今より高くなっている可能性が高いからです。もし日本が財政破綻すれば、ローンなどの各種金利は今とは比べ物にならないほど高くなりますし、そこまでいかなくても、現状のような超低金利がこの先何十年も続くというのは楽観的すぎます。
それを考えると、固定金利で住宅ローンを組んでおくのが無難です。一度固定金利でローンを組んでしまえば、この先日本がどうなろうと、金利は低いままです。それを考えると、固定金利で決まりでしょう。