マンションか?戸建か?
人生においてマイホームを持つことは多くの人の場合、一生に一度のことでしょう。2回3回と買い替えられるひとは少ないと思います。
一生に一度となれば、マイホーム購入の際にマンションにするのか戸建てにするのかは大きな問題となります。
独身の人の場合、間取りや予算的にマンションの方が選ばれることが多いと思いますが、将来的に結婚し、子供が何人か欲しいというように人生設計が変わることもあるので、先のことを見通した選択が必要となります。
そこでそれぞれのメリットとデメリットをよく考えるべきです。
マンションのメリットとデメリット
マンションのメリットを考えると、比較的交通の便の良い立地にあることが多いです。オートロックでセキュリティーがしっかりしているマンションも多いので、そういうマンションを選べば個人的にセキュリティー会社に頼む必要がありません。
高層マンションであれば、上の階の部屋を選べば景色がよかったり、近隣の家からの視線を気にせずに暮らせるでしょう。また、マンションは最上階でなければ、夏涼しく、冬は暖かいことが多いようです。では、デメリットを考えてみますと、マンションは購入した物件金額とは別に管理費を払い続ける必要があります。
自家用車がある場合、駐車場代を毎月支払わなければならないマンションもあります。
管理費はマンションの修繕費など、必要に応じて金額が変わる場合もあるので、突然の支出に備えておかなければなりません。また、自分の家の上と下には別の人が住んでいるので、騒音問題が起こらないとも限りません。
戸建のメリットとデメリット
では次に戸建てのメリットについて考えてみます。マンションによくある駐車場代や管理費の必要がないので、物件価格のみで済みます。戸建てであれば、庭付きな家を選ぶことも可能ですし、リフォームしたい場合もマンションに比べると自由な設計が可能です。
建ぺい率など制約もありますが、マンションに比べると可能性の範囲が広がります。次に、デメリットについて考えてみます。戸建てとなると、広い敷地を選びたくなりますが、広い敷地だと郊外になる可能性が大きいです。
駅の近くや町の中心部で戸建てを購入するとなると、物件価格はかなり高くなるでしょう。
また、固定資産税もマンションに比べると高くなります。
一生住み続けるなら問題はありませんが、万が一、家を手放さなくてはならなくなった場合、マンションに比べて、戸建ての方が買い手がつきにくいです。
立地条件がよかった場合は別だと思いますが、戸建てを手放す場合、希望価格を低めに設定しないと買い手がつかないことが多いです。