七草粥とは、春の七草と呼ばれる「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」を切り刻んで入れた塩味のお粥のことです。
1月7日の人日の節句の朝に食べられている日本の行事食で、この習慣は江戸時代から庶民に広まったと言われてます。
七草粥の由来
七草粥がどうして1月7日に食べられるようになったのでしょうか?
もともとは1年の無病息災・豊年を願う行事だったそうです。
近年では、お正月に弱った胃を休めてあげる食べ物の意味合いが強くなっているようです。
大半の人が大晦日から正月三が日はおせちやお雑煮などのご馳走を食べます。
普段の生活のリズムとは違い、朝からお酒を飲んでしまったり、一日中だらだらと食べ続けてしまいます。
おかげで、胃や腸がすっかり弱ってしまう人が多いのではないでしょうか。
そこで、七草粥を食べて胃を元気にしてあげようということ風習になっているようです。
忙しい朝ではなく、夜に七草粥を
ただ、朝の忙しい時間帯に七草粥を作るのも大変です。
正月休みが終わって、仕事も通常業務になり、あわただしくなっています。
近頃は、夜の食事として七草粥を食べる人も多くなっているようです。
夜の食事としては七草粥はちょっぴり物足りなさを感じます。
そこで、七草粥にあう献立を紹介したいと思います。
あっさり系の献立
まずはせっかく胃を休めるための七草粥ですから、あっさり系の献立を合わせるのが基本です。
ふろふき大根や、煮物、きんぴらなど、おせちの残り物を使ってアレンジするものいいかもしれません。
七草粥にトッピングするのもおススメです。
定番の梅干や塩昆布もいいですが、ネギ味噌などを手作りしてもいいでしょう。
汁物にボリュームを
夜の献立としては汁物は必須、ないと物足りないです。
少しこってりとした豚汁などはどうでしょうか。
どうしても、七草粥は食べ応えがないのでボリューム感のあるものがあってもいいと思います。
汁物であれば、胃に負担もかかりませんから、七草粥に合うと思います。
やっぱりがっつりと肉料理
やはり夜の献立なのだから、おかずくらいはがっつりと食べたい方には肉料理でしょうか。
鶏のつくねや豚の角煮であれば肉と言えども、あっさりと食べられそうです。
また、肉じゃがであれば、野菜と肉を両方食べることができるのでおススメです。
合わせる献立に工夫を
七草粥を夜の食事にするためにはやはりボリューム感を求めてしまいます。
それでも七草粥を食べて胃を休めたんだという満足感は得られるのではないでしょうか。
白米を食べるよりはずっと健康的です。
最近は、七草もスーパーでセットで売っていますので、気軽に作れます。
合わせる献立に工夫をして、美味しく七草粥を楽しみたいですね。