貯金ゼロの世帯の割合は既に30%オーバー!収入や年齢は大きく関係していない事実!

貯金ゼロ

日本国民の預金のトータルは875兆円、では、ここまで高額な金額があれば、貯金ゼロの世帯の割合は少ないと普通は考えてしまいます。しかし、2012年以降から日本人の貯金ゼロの割合が増加し、ついに30%オーバーに突入しました。30%が貯金ゼロ、70%が875兆円の預金を持っているという事です。何故、このような格差が広がってしまったのか原因を探りたいと思います。

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貯蓄額の平均を引き上げているのは一部の富裕者層

日本人の貯蓄率は前述したように2極化しており、一部の富裕者層が平均値を引き上げています。一方で、30%以上の人が貯金ゼロという事実が起こっています。実は貯蓄額の平均値より中央値で見た方がより現実が見えてきます。

まず30代・40代の貯金の平均値を見てみましょう。

平均値 30代  415万円 40代  614万円

次に中央値をみます。

中央値 30代  130万円 40代  300万円

この数字により平均値を引き上げているのは一部の富裕者です。中央値が平均値よりかなり離れているのは貯金ゼロの割合が30%以上いるという事実が物語っています。

20代の独身者もそして子育て世代も貯金が出来ない現実

統計上のデータでは、20代の独身者でも約36%が貯金ゼロです。20代のころは収入も少なく、なかなか思うように貯金が出来ないのが現実です。また、子育て世代においても、教育費や生活費の出費が増えてしまい、貯金に廻す余裕が無いことも事実です。その為いつまでたっても貯金がたまらず、貯金ゼロの状態が続いてしまいます。

年収が高い世帯でも貯金ゼロも?

年収1000万円以上を稼ぐ人でも貯金ゼロという世帯が、1割以上存在しているという統計があります。貯金ゼロの割合は、収入が多ければ流石にないだろう通常は考えてしまいます。しかし、実際には貯金ゼロの割合も少数ながらも存在します。年収が高いとそれ相応の生活をしてしまい、結局、貯金が出来なくなってしまいます。

年収が低い世帯は貯金が出来ない?

年収が低い世帯でも十分に貯金に成功している世帯は存在します。実際には、身の丈にあった生活をすれば、年収が少なくても貯金ゼロを防ぐことが出来ます

貯金ゼロの原因を作っているのはカードローン?

預金が無ければ、借り入れにより商品やサービスの代金をカードローンやクレジットカードで支払うこととが出来ます。しかし、返済が出来ないまま借り入れが続くと貯金ゼロどころか借金から抜け出せなくなります。

退職金を当てにしていないか?

さて、貯金ゼロの割合を高くしている原因は、退職金をもらう事を前提に住宅ローンを組んでいる事が考えられます。退職金は老後に備えるべきす。頼りにしていた退職金1000万円が定年退職前に会社にもしもの事があった場合、自力で返済しなくてななりません。退職金を当てにした住宅ローンの設計はおすすめできません。

ボーナスを当てにして貯金をしないようにする

ボーナスの時にまとめて貯金が出来ると思っていませんか?ボーナスも会社の業績に反映されますので、ボーナスカットも考えられます。毎月2万円貯金出来れば、年間24万円貯金出来ます。たとえボーナスが支給されなくても毎月節約しておけば、貯金ゼロから脱出できます。

貯金ゼロだと老後も厳しい事に

定年退職後も貯金ゼロだとしたらどうでしょう。

全期間の平均年収が年収500万円でも年金は毎月15.1万円しかもらえません。

税金や保険料が年収の大体15%と言われているように、15.1万円から85%だと、手取りは12万8千円程度です。

住宅ローンが完済していれば、12万8千円でも生活は出来るかもしれません。しかし、賃貸の場合は、家賃が6万8千円だったしても、残りの6万円で生活は結構厳しいですよね?生活費として最低月10万円は欲しい所です。そうすると毎月あと4万円必要だとしても、65歳から80歳まで生きた場合、4万円×12か月×15年=720万円は貯金が無いと厳しい計算になります。

自己破産にならない為にも若いうちからしっかり節約を心がけ、一日でも早く貯金ゼロから抜け出しましょう。

まとめ

サラリーマンが節約して、貯金をすることは今の時代に求めらています。貯金ゼロの世帯の割合は既に30%オーバーしているから割と多く感じていますが、貯蓄ゼロは30代以降は危険です。退職金やボーナスをあてにせず、毎月の収入と出費をうまく考えながら節約できるところは節約し貯金ゼロから脱出しましょう。

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