雲仙岳の紅葉の魅力
国の天然記念物に指定された紅葉で、ナナカマド・イロハモミジ・ウリハダカエデ・コウチワカエデなどの燃えるようなコントラストが素晴らしいです。
高度のある山なので、夏でも日陰に入れば涼しいくらいですから、羽織れるものを用意する必要があるのですが、その涼しさ、昼夜の温度差が赤そのものの深紅の紅葉を作るのだそうです。
大自然のパワーに溢れ、野鳥の囀りが聞こえてくる環境はすばらしく、澄み切った空気は息をするだけで体の隅々までリフレッシュされて気力が漲っていくかのように感じましす。
なだらかながら高低差のある山肌が一面真っ赤に染まり、秋の抜けるような青空と、眼下に広がる深い海の蒼さとの対比も爽やかに、心が軽くなるのを感じます。
旅は当日の天気が読みづらく、雨になることもありますが、雲仙岳の紅葉はがっかりさせません。
山の天気は変わりやすく、雨が降り出したことがありました。
確かに青い空、深い海は霧に包まれてしまったのですが、深紅の紅葉の間から立ち上る霧は幻想的で、雨に濡れた葉がしっとりと輝き、雨音だけの静寂の中、うっすらと霧が山並みに漂う姿はまるで幽玄の日本画を切り取ったようで、皆さんため息をついて見入っていたり、写真を何枚も撮ったりしていて、どんな天候でも絵になる場所として自信をもってお勧めできます。
観光地ということもあり紅葉だけではなく温泉やほかの観光地へ足を伸ばすこともできますし、雲仙温泉観光協会が色々な案内をきめ細かく情報発信しているので、土地勘が無くても困ることがないのは、広くお勧めできる一番の利点です。
また、紅葉ウォークなど参加型のイベントなどもありますので、ご家族連れでもお一人様でも幅広く楽しめます。
雲仙岳の紅葉スポットのアクセス方法
電車から雲仙行きのバスに乗り換えます。そして、予約が必要ですが、島鉄バス雲仙営業所で乗り合いタクシーに乗り換えた後、仁田峠で下車します。
車の場合は、諫早インターから降りて、雲仙ロープウェイ仁田峠駅を目指します。
ロープウェイ仁田峠駅には無料駐車場200台有ります。
レンタカーを借りていくのもありですね。
雲仙岳の混雑状況
地元客も観光客も多めですが、近場のホテルに泊まって朝早く出かけたり、団体客が昼食に入る時間に行くなど時間をずらすと比較的静かに楽しめるようです。