紅葉スポット「談山神社」の魅力
談山神社の祭神は藤原鎌足です。その一帯が真っ赤に染まる紅葉スポットです。紅葉スポットにももみじの赤といちょうの黄色や常緑の緑のコントラストを楽しむところもありますが、ここはもみじの真っ赤を見るスポットで大変鮮やかです。
「談山」(だんざん)の由来。どうしてそいうい名前になった?
談山神社の「談山」(だんざん)の由来は大化の改新にあります。大化の改新はご存じのとおり中大兄皇子と中臣鎌足が当時勢力を持っていた蘇我入鹿の首をはねたという事変です。
二人はこの企ての相談をこの山でしたという言い伝えから「談山」と名付けられました。
談山神社の紅葉
談山神社のバス停から見えるのは真っ赤になったもみじに囲まれて突き抜けるような重要文化財の十三重の木塔です。
神社に向かって参道を歩いていくと寺坊跡の石垣などがあって神仏習合の面影を感じることができます。
こうして歩く間もずっと紅葉を楽しむことができます。
神社の中ほどには鎌足と中大兄皇子の出会いの場となった蹴鞠が行われたといわれる広場があります。
このようないろいろな言い伝えを聞いているだけでまるで飛鳥時代の紅葉を愛でているような気分になります。
せっかく飛鳥時代気分に浸ったところで多武峰を越えて明日香村へ歩いてみると良いでしょう。
途中には石仏などが多くあり気都倭既神社を通って有名な石舞台に出ることができます。
大化の改新の相談をした神社を出発点にしたのでどうせならその事変の舞台となった伝明日香板葺宮跡を訪れてみましょう。
その後にここではねられた入鹿の首が飛んで行ったと言われる飛鳥寺の西にある蘇我入鹿首塚に行けば大化の改新シリーズは完結です。
少し歩きますがおすすめです。
紅葉スポット「談山神社」のアクセス方法
談山神社は、奈良県桜井市の南にあります。
近鉄桜井駅から奈良交通バスで談山神社まで約30分
車で西名阪自動車道の天理インターを降りて国道169号を南へ桜井駅を越えて多武峰方面へ。