ちょっとした接触や飛び石で傷がつきやすいリアバンパーは、早めに修理や補修ができていれば、修理費用が増えずに済みます。
リアバンパーカバーなどを買ってつけておけば、カバー傷がついたとしてもボディ本体は守られるので車をしっかり守ることができます。
目次
リアバンパー割れを補修する方法
車の後方にあるリアバンパーは車庫入れやスーパーマーケットなどの駐車、バックで移動する時に車体をぶつけてしまうことがあり、どうしても傷が目立ってしまう部分です。
特に、擦り傷が多くなりやすく、早めに気付ければペンタイプの補修材でも修繕できるので、それ以上の傷の広がりを防げます。
ペン型のもので補修できる程度の傷ならばペンでなぞるだけで良いですが、部分的にワックスが剥がれてしまうため、傷の修繕とともにワックスも自力で追加しておくと傷をしっかり修繕でき、コストの節約にもなります。
ただし、既に車体の色あせが起きているとカラーを合わせるのが難しいため傷の部分が目立ってしまう可能性もあります。
リアバンパーの傷跡を放置すると傷跡から少しずつサビが増えてしまうため、補修が難しくなります。
少しでも早く傷がついていることに気づいて、錆ができる前に補修することが大切です。
この傷にも深さがあり、飛び石で引っかかれたような細い線の傷がついているだけであれば簡単な補修で状態を回復できますが、塗装も大幅にはげて白い部分や黒い部分が見えてしまった場合には、素人が補修するのは難しいです。
そうならないように運転に気をつけて、他の車にぶつけられないような注意をしておくのが一番です。
駐車場に車を停める時に狭い場所に停めないようにし、駐車スペースに斜めに停車しているような車の真横には車を停めないようにするのがベストです。
リアバンパーの傷がつきやすい場所と対策
リアバンパーの後方左右の角に当たる部分は最も傷がつきやすく、バンパーの下側に位置するところも傷がつきやすいです。
下から見ないとバンパー下の傷には気づきにくいですが、サビが広がるのは良くないので少し意識しておくと良いでしょう。
後ろのタイヤからの飛び石が飛んでマフラー付近やリアバンパー下には傷がつきやすいため、しっかりとコーティングを付けておくか、専用のカバーなどをつけておけば細かな傷ですら避けられます。
カバーを購入するにもお金がかかってしまいますが、車を買い取りや査定に出す時に少しでも高い価格をつけてもらえれば無駄になるお金を減らして節約できます。
メンテナンスに関する意識が高ければ、リアバンパー以外の細かな傷もすぐに気づいて、すぐに自力でケアできるのでメリットはあります。
リアバンパーはカスタム性が高く、運転手の安全性を高めるのにも役立ちます。
車検に問題がないサイズの社外製のリアバンパーに交換することもでき、軽量化されて衝撃吸収性の高いものを使いつつ、傷に負けないカバーも使用すれば本来の目的を維持しながらリアバンパーを守ることができます。
海外ではリアバンパーは傷がついたり、壊れたりしても仕方がないものと考えられていますが、車両によってはリアバンパーが交換できないデザイン性が高いモデルもあるので、車を購入する前にメンテナンスにお金が余りかからず、カスタムしやすい車を選ぶのも大切です。
リアバンパーカバーで保護しよう
リアバンパーは傷がつきやすいため、塗装修繕しにくいカラーの車に乗っている場合にはリアバンパーカバーやリアバンパープロテクターといったものをつけると良いでしょう。
同時にラゲッジカバーなどもつけておけばさらに細かな傷をつけないようにできるため、車両をきれいな状態に維持できます。
名称としてはリアバンパーリップカバーなどモデルとカバーを付ける部位によって名前が異なっているので、車を買ったお店や同じメーカーに純正のカバーがないかどうか確かめると良いでしょう。
自分の車のモデルや年式を正しく把握していれば、インターネット通販で車に合わせた社外製のリアバンパーカバーも個人でつけられます。
このカバーは純正品のほうが高く、社外製の方が安いというのが一般的です。
社外製のものでも機能面にはあまり問題はなく、取付時に自身で傷をつけないようにすることが大切です。
日本の車はリアバンパーも含めたデザインが多く、バンパー部分だけ交換できないモデルもありますが、ゴム製のカバーでリアバンパーを覆ってしまっても傷防止に役立ちます。
きれいにリアバンパーをカバーできれば、カスタム感覚で車両をオシャレにできるので、作業に慣れている方にやってもらったり、目立たない部分で練習してから実装するのがおすすめです。
純正品より社外品のほうが半額ほどの価格で入手できるため、じっくりと探してから購入しましょう。
車のバンパー割れを補修テープで応急処置する方法
車のバンパーに割れや亀裂が入ってしまった時、すぐに修理工場に持って行くことができない場合もあります。
そんな時に役立つのが、補修テープを使った応急処置です。
ここでは、補修テープを使って車のバンパーの割れや亀裂を応急処置する方法について詳しく解説します。
この方法は、一時的な解決策であり、最終的には専門の修理工場で適切な修理を行うことが必要ですが、さらなる損傷を防ぎ、安全を確保するための一時的な措置として有効です。
必要なもの
- 補修テープ(車体の材質に合ったものを選びます)
- 清潔な布
- アルコールまたは脱脂剤
- カッターナイフ(必要に応じて)
手順
1. バンパーの表面を清掃する
まず、補修テープがしっかりと貼り付くように、バンパーの表面をきれいにします。
清潔な布とアルコールまたは脱脂剤を使って、割れや亀裂の周囲の汚れや油分を完全に拭き取ります。
この時、割れた部分に汚れが残っていると、テープの粘着力が低下するため、十分に清掃してください。
2. 補修テープを適切なサイズに切る
補修テープをバンパーの割れや亀裂を十分に覆えるサイズに切ります。
割れや亀裂から数センチメートルはみ出す大きさにすることで、テープがしっかりと固定され、亀裂が広がるのを防ぐことができます。
カッターナイフを使って、必要に応じてテープを整えます。
3. 補修テープを貼る
補修テープの裏紙を剥がし、割れや亀裂に対してテープを慎重に貼り付けます。
この時、空気が入らないように中央から端に向かってゆっくりと圧着させていきます。
テープが波打つと見た目が悪くなるだけでなく、粘着力も弱まるため、できるだけ平滑になるよう注意しましょう。
4. 圧着を確認する
テープがしっかりとバンパーに貼り付いていることを確認します。
テープの端が浮いていないか、空気が入っていないかをチェックし、必要に応じてさらに圧着を強化します。
注意点
- この応急処置は、一時的なものであり、安全性を完全に保証するものではありません。割れや亀裂が大きい場合や、バンパーの損傷が深刻な場合は、早急に専門の修理工場で修理を受けることをお勧めします。
- 補修テープを長期間放置すると、テープの剥がしにくさや、塗装への影響が生じる可能性があります。一時的な措置としてのみ使用し、状況を見て専門家による修理を行ってください。
車のバンパーの割れや亀裂は見た目だけでなく、安全性にも関わる重要な問題です。
補修テープによる応急処置は、一時的ながらも迅速に対応する方法の一つです。
しかし、最終的にはプロフェッショナルの手による修理が必要ですので、応急処置後は適切な対応を心がけましょう。
まとめ
リアバンパーの修理は頻繁に必要になるものではないですが、傷だらけになると見た目がかなり悪くなってしまうので、自力で節約してこまめに修理するか、事前にリアバンパーに傷がつかないようにカバーを付けるのがおすすめです。
修理にも、リアバンパーカバーの設置にもお金はかかりますが、事前に予防しておくほうが費用は節約できます。