家庭の換気扇の清掃は大変です。油がギトギトしていますから、どこから手を付けて良いかわからないものです。覚悟を決めて、換気扇の清掃にチャレンジするレシピをちょっと紹介します。
目次
換気扇の大掃除は換気扇の分解から
換気扇の大掃除は換気扇を分解しないと、清掃はうまくいかないものです。ここでは、換気扇の大まかな種類と分解のやり方を紹介します。
台所のガス台周辺の壁に付いているプロペラ状の換気扇(プロペラの形をしているのでイメージもしやすいです。)とレンジフードの中に隠れている筒状になったシロッコファン(空気を送り出す力が強くプロペラより騒音が小さいのが特徴です。)の2種類に大別できます。
プロペラ上の換気扇は、電源を切ってからそのプロペラを取り外しましょう。
プロペラを手前に引っ張るか、手前のカバーを外すとプロペラを止めているビス等がわかると思います。
レンジフードの場合は、網部分の清掃と中のシロッコファンの清掃をします。
シロッコファンも取り外しも、電源を切ってから実施することをお勧めします。
シロッコファンの筒の奥に、ハンドルやナット等で取り付けられていますので、それらを外すとシロッコファンが手前に外れてきます。
最初は、油でハンドルやナットが固着しているので力がいる場合もあります。
ハンドル等が固い場合はCRCなどの潤滑剤を使用しても良いと思います。
換気扇の油汚れは何で落とす?
換気扇の油汚れを落とすにはどのような洗剤が良いか紹介します。
ここでは、レンジクリーナーか重曹を紹介します。
レンジクリーナーは、業務用の物が協力ですのでお勧めしますが価格が高いです。
重曹は価格も手ごろで使いやすいと言えます。
換気扇の大掃除のやり方 ~汚れを落とす レンジクリーナー編~
プロペラ換気扇の場合、まずプロペラを洗浄します。
プロペラの入る桶やバットなどがあると便利です。
プロペラにレンジフードをかけてしばらく放置します。
汚れの程度に寄りますが、自然と汚れが分解されます。
ある程度汚れが分解されたら、お湯で洗い流すと汚れが落ちます。
レンジフードの場合は、網やシロッコファンが入る大きな桶やバットを用意できると良いです。
無ければ、大きなゴミ袋を2重にしてその中で洗浄するやり方もあります。
プロペラ式と同様、網やシロッコファンにレンジクルーナーを十分かけます。
油の分解が進まない場合には、レンジクリーナーの量を増やします。
汚れが落ちた時点で、お湯で洗い流すと良いでしょう。
換気扇の大掃除のやり方 ~汚れを落とす 重曹編~
ここでは、重曹で油を落とすやり方を紹介します。
重曹を水と2:1で配合し、重曹をペースト状にします。
ペースト状になった重曹を、プロペラやシロッコファンへ塗り付け、汚れの分解が進むのを待ちます。
プロペラやシロッコファンをまんべんなく重曹のペーストを使用して洗浄します。
油が落ちた時点で、お湯で洗い流します。
この時、油の残りがある場合は、その部分に重曹のペーストを塗り洗浄します。
周囲の清掃
換気扇の大掃除です。
換気扇の周辺もレンジクリーナーや重曹を利用して清掃するといいです。
古布等にそれらを塗布してふき取るか、直接周囲に吹きかけるなどのやり方で最後はふき取りをします。
汚れの付着を抑える工夫
大掃除で換気扇がきれいになりました。
例えばプロペラ状の換気扇は、プロペラや周囲にラップなどをまいたり、覆ったりすると次回はラップをはがすことで大体の汚れを取ることができます。
レンジフードについても、機能に影響のない部分にはラップで覆うと、次回の清掃が軽減できます。
レンジ周りの大掃除は、油汚れで大変ですが、これらのやり方を参考にチェレンジのきっかけになればと思います。