自動車保険の車両保険は、一般条件で契約しておくと自分で起こした自損事故やいたずら等で修理が必要な場合も補償してもらえます。
しかし、近年は自動車保険の改定により車両保険をなかなか気軽に利用出来ない時代です。
もしサイドミラーの修理という状態に陥ったら、保険を利用するのではなく、どの方法がベストなのか?このブログで説明します。
サイドミラーは車両保険の補償対象
サイドミラーは、一般の車についているドアミラーとタクシーなどに付いているフェンダーミラーがあります。
サイドミラーは車幅感覚を誤ると壁などにぶつけたり、他の車と接触したりして、破損してしまいます。
そしてサイドミラーは、破損したまま運転すると危険です。
車検時にまとめて修理する事は通用しなく、すぐさま修理が必要となります。
さて、車両保険で補償される車の中には、車本体だけではなく、車にくっついているサイドミラーやカーナビ等も含まれます。
カーナビは固定されているものという条件がありますが、サイドミラーが固定されていないということはないので、どの保険会社でもサイドミラーの修理で車両保険を使いたい!といえば事故の受付手続きを進めてもらえます。
ただし、車両保険には一般条件と車対車という2種類の条件があります。
車両保険を車対車で契約している人が、自損事故で壊したサイドミラーを修理したいといっても、それは保険金の支払い対象外なので、出来ません。
まずは、自分の契約内容を保険証券を見て確認してみましょう。
見るべきポイントは、車両保険にそもそも加入しているか?
車両保険に加入しているとすれば、どのような条件か?が大前提です。
保険で修理したら、等級ダウンだけではない!
2013年に自動車保険の改定があり、それまで保険で修理を行った場合には等級が下がるだけだったのですが、等級ダウンともに事故有係数適用期間という割引率の低いグループに属さなければならないというルールが始まりました。
同じ20等級であっても、事故有係数適用期間が適用されているものといないものでは割引率に大きな差があります。
よって、結論から申し上げると、サイドミラーだけの破損だと、余程の事情で無い限り保険で修理をせず自腹を切ったほうが得になります。
詳細を知りたい場合は、保険会社に、保険で修理した場合と、自腹を切った場合で、どれくらい保険料に差が出るのかシュミレーションしてもらえますので、問い合わせてみましょう。
車両保険に頼ってばかりではいられない
まず大前提として、サイドミラーを破損しない為には、走行中は安全運転でなるべくサイドミラーを含め接触事故を防ぐ事、駐車中はサイドミラーをかならずたたんでおくことです。
駐車中のもらい事故でサイドミラーを擦られたりする事は意外と多いです。
さて、保険の事について詳しく述べると・・・
翌年以降の大幅な保険料アップを考慮すると、何でもかんでも保険で修理すればいいや!ということにはなりません。
勿論大規模な事故の時は被害額も大きいですし、保険を使った方が良いでしょう。
しかし、後述する通りサイドミラーの修理はそう値が張る物ではありません。
手持ちがなければ、修理費を分割カード払いにすれば、月々の出費は多少抑えられるでしょう。
車両保険は10万を超えていなければ、まず使わない方が賢明です。
サイドミラーの修理費用はいくら?DIYは可能?修理期間はどれ位?
サイドミラーが壊れたときに実際いくらかかるか気になるところです。
保険料を節約して自腹を切るならある程度相場を知っておきましょう。
修理には部品+工賃となりますが、相場を知った上で安くて信用のおける自動車工場(ディラーは基本的に高いが安心です。
ガソリンスタンド等は技術的に断られる可能性が高いです。)に頼めば、多少値引きをしてくれるかも知れません。
サイドミラーの修理には、車種によりますが、カバー部分だと8千円前後、ミラー部分のみだと、部品で2千円~3千円程度で済むことにありDIYで修理も可能です。
サイドミラーのパーツを丸ごと修理となると、専門的な知識が要求されるため、3万円~4万円が相場となるようです。
修理期間は部品があれば早くて当日部品が無い場合は取り寄せに日数がかかるので、2~3日かかります。
結局、ミラー部分のみ交換で保険はやめた方が良いですし、もちろんサイドミラー本体の交換も余程お金が無い限りは自腹をおすすめします。
まとめ
サイドミラー無しでの走行は整備不良になるため、そのまま走行すれば道路交通法違反です。
サイドミラーを修理するために車両保険を利用するのは圧倒的に損する可能性が高いので自腹を覚悟しましょう。
毎日車に乗る人は、万が一の時に備えて円滑に修理が出来るよう、ある程度貯蓄が必要ではないでしょうか。