紅葉スポット「高取城跡」の魅力
高取城跡は標高580mの高取山の山頂にある高取城の城跡です。
壺坂寺からハイキングコースを歩いて行きます。
標高580mと言っても壺坂寺が標高300mに位置しますので登るのは標高差280m程度なので手軽に行けるハイキングコースです。
途中に羅漢岩や八幡神社を通って約60分くらいで到着します。
この城は大名の植村家魔政の入城で高取山に近世の高取城ができました。
そして山頂には城郭や重臣屋敷がありました。
幕末には尊王攘夷派の天誅組がここを攻撃した歴史があります。
この天誅組の乱を高取藩側から描いたのが、司馬遼太郎の「おお、大砲」です。
徳川幕藩体制の形がい化を描いた小説です。
山頂には今は城郭は残っていませが、そのような歴史から当時の城郭や屋敷の石垣が多く残っています。
ここの紅葉の魅力はなんといってもこの石垣と紅葉と緑のコントラストです。
普通の紅葉スポットとは違う歴史感を感じながら紅葉を楽しめるのです。
ここで最もおすすめのスポットは何と言っても山頂です。
ここの山頂はそのまま高取城本丸跡です。
そのため展望も最高で、サクラやモミジの大きな樹木の間から吉野山や大峰山や金剛山などの山々が見渡せます。
この本丸跡から見下ろす紅葉は絶景です。
城郭の石垣が段々に見えてそのところどころに紅葉したモミジが映えて常緑の木々とのコントラストは大変鮮やかです。
山頂から帰路は近鉄壺坂山駅を目指して降りて行きます。
途中には下土佐の古い城下町の名残をとどめる家並みを歩いていくと長屋門を残す武家屋敷の植村鄭があります。
紅葉スポットはお寺や神社の境内や公園が多いのですが、この数少ない山城跡の紅葉スポット、高取城跡はハイキング好きにはおすすめです。
紅葉スポット「高取城跡」へのアクセス方法
近鉄吉野線壺坂山駅から奈良交通バスで壺坂寺へ行き、そこからハイキングコースを徒歩で約60分
住所:奈良県高市郡高取町大字高取